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 鳥へ、またはダリア

 

もうわかっているはずなのに、新たにされない。

思い違いの記憶が残ったままなのは、

小さな反抗、あるいは

内なる犯行なのかもしれない、けれど。




 

「あ、この花。」

「母の日に配られていたのよ。」

「大きな・・・なんだっけ。」

「駅のとこのデパートで。」

「ええと、ほら。」

「造花ですって。」

「...ぼ、た、ん?」

「ダリア。」

「そう。ダリアって思って、ぼたんって言ったの。」

「芍薬ならわかるけれど。葉がちがうじゃないの。
花びらだってバラのように...

「ひらひらしてる。ダリアのはほそい。」




 

わかっている。でも、どうしてかしら?

この間も、
集合住宅の敷地に美しい大輪が開いていて

こころのなかで、あ、ダリア、とちいさく叫んでから

でも、いま見ているのは、ぼたん、じゃないの?って。


 

まちがいをただしたあとも

脳が慣れているほうに変換してしまうのかしら?

なんとなく

まちがいなんてなかったことのように

しようと、働く気がするのだけれど。。。?

 

そう!なかったことにしたいですもの!

 

「うたいたいのはどの曲?」

「...あ、ええと、、、鳥(とり)へ、です。」

「?」

「鳥へです。。。」

「?」

「だから、とり、、、?あ、しま、島(しま)へ、です。。。」

 

「島」という字を思い浮かべながら

「鳥」と発している!

 

ごめんなさい。

 

「島へ」は

武満徹さん作曲、井沢満さん作詞の素晴らしい曲!

大好きです。

たぶんもう、間違えることはないと思います。

ただ、

うたっているときに

ふと、思い出して

おかしくなったらどうしようと、

それが少しだけこわいのです。

 
| ひとりごと | comments(2) | trackbacks(0)
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 COMMENT


僕にもそういう思い込み体験があります。

旅先の町を歩いていたとき、「ブーメラン」という看板を見かけました。
ブーメランの専門店とは珍しいな〜と思いながら近づいていったら・・・
「ブレーメン」という洋菓子屋さんでした(^^;)

視覚情報を脳が処理するときに、蓄積されている類似情報を引っ張ってくる、みたいなことが脳科学的にあるのかもしれませんね。
| マツミヤ | 2012/06/14 4:30 PM |
なるなる!
それにしても、かわいらしいお話☆
少年を主人公に映画にできそう!ですね。
それで、お菓子やさんを窓越しにのぞくと、なかに音楽隊が!
なんて、脳が勝手に走り出した!とめないと!!
| 香緒里 | 2012/06/14 6:48 PM |
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